チェーンスパイクと軽アイゼンの違いと選び方公式の重さは240gと520g

公開 2026年10月14日更新 2026年10月15日選び方・数字の読み方公式の出典 12本広告を含みます

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モンベルのチェーンスパイクとエバニューの6本爪アイゼンは、公式ではどちらも「冬の低山」と「夏の雪渓」向けと書かれています。違うのは作りと重さで、本命にしたエバニューの Q.E.L. Cleat は240g、6本爪アイゼンは520g。12本爪のセラック クリップは905gで、公式の説明は縦走登山やバリエーションに変わります。

ギアオタクの本命

チェーンスパイクと12本爪の差は、爪の数より先に、靴へ留める作りにあります。伸びるバンドでかぶせる240gと、鋼の枠をクリップやレバーで留める905gでは、メーカーが書く用途の言葉が別になる。
だから私は、道具の呼び名ではなく、公式ページの用途の欄と注意書きを先に読んで4つを分けます。

この本命の理由を飛ばして、道具を先に見る ↓

この記事の要点

  • モンベルのチェーンスパイクの公式ページには、簡易アイゼンであり本格的な雪山登山には使わない、という注意書きがある
  • 爪1本あたりの重さは、エバニューの6本爪が約43g、ブラックダイヤモンドの12本爪 セラック クリップが約38g。爪が増えても1本あたりは軽い
  • ピッケルの長さは、モンベル公式が「ヘッドを手で持ってスピッツェがくるぶしに届く長さ」を目安として書いている

チェーンスパイクと軽アイゼンの違いは、公式の言葉では「範囲」より作りと重さ

モンベルのチェーンスパイクの用途は「冬の低山や夏の雪渓歩行」。エバニューの6本爪アイゼンは、冬の低山、傾斜の緩やかな残雪の山、夏の雪渓歩きです。公式の言葉を並べると、2つの範囲はほとんど重なっています。

はっきり違うのは作りと重さです。バンドでかぶせるエバニューの Q.E.L. Cleat は240g、同じエバニューの6本爪は520g。そして12本爪になると、公式の説明が縦走登山やバリエーションに変わります。
この記事は、4種類の道具を公式の数字と言葉だけで分けました。

私はこう選びました

私が最初に読んだのは、重さではなく公式ページの用途の欄と注意書きです。次に、左右ペアの重さと値段を並べ、種類ごとに本命を1つ決めました。この本命は、楽天で買える物の中で付けています。
公式ショップだけで買えるモンベルとカジタックスは、本命の外に番外として数字を載せました。

  • チェーンスパイクと6本爪は、公式の範囲がほぼ同じ。分かれ目は280gの重さの差と、靴への留め方
  • 10本爪・12本爪は、先に自分の靴のコバ(つま先とかかとの段)を見る。留め方が3種類ある
  • どれが要るかは、山・時期・雪の状態で変わる。道具の種類だけでは決まらない

4つの道具の早見表(チェーンスパイク・軽アイゼン・12本爪・ピッケル)

種類と本命重さ公式の値段メーカーが書く使える範囲
チェーンスパイク:エバニュー Q.E.L. Cleat240g(M・ペア)8,800円商品ページに範囲の言葉は無し。公式の呼び名は「軽アイゼン」
軽アイゼン:エバニュー 6本爪アイゼン520g(L・ペア)9,680円冬の低山、傾斜の緩やかな残雪の山、夏の雪渓歩き
12本爪:ブラックダイヤモンド セラック クリップ905g(ペア)31,900円縦走登山からバリエーションまで対応、と説明
ピッケル:ブラックダイヤモンド レイブン462g(65cm)17,600円商品ページに範囲の言葉は無し。案内の名前は「縦走用アックス」
番外:モンベル チェーンスパイク263g(M・ペア)5,800円冬の低山や夏の雪渓歩行。本格的な雪山登山には使わない、と注意書き
番外:カジタックス LXT-12825g(ペア)17,490円用途の欄は、冬の本格登山やアイスクライミング
2026年10月14日の各公式ページの表示で、値段は税込みです。Q.E.L. Cleat のMは25.0〜26.5cm、6本爪のLは25.0〜28.0cmの靴用。セラック クリップの重さは、雪だんごを防ぐ板を含む表示です。

自分で計算すると、12本爪とチェーンスパイクの本命の差は665gです(905 − 240)。重さは約3.8倍になります(905 ÷ 240)。

チェーンスパイクの本命|エバニュー Q.E.L. Cleat 240g

決め手は軽さです。金属の部品の多くをウレタンに置き換え、Mで240g。スパイクは約10mmのステンレスで、スニーカーのような柔らかい靴底にも対応すると説明しています。
公式の呼び名は軽アイゼンですが、バンドでかぶせる作りなので、この記事ではチェーンスパイクの仲間に入れました。

ここは微妙です。商品ページには、使える山の範囲と、使わない場面の注意書きがありません。同じかぶせる型のモンベルは、簡易アイゼンであり本格的な雪山登山には使わない、と書いています。
私はこの注意を、Q.E.L. Cleat にも当てはめて読みます。

軽アイゼン(6本爪)の本命|エバニュー 6本爪アイゼン 520g

雪がだんごになって付くのを防ぐスノープレートが最初から付き、ラチェット式のバックルで留めます。素材は炭素鋼で、Sは500g、Lは520gです。

気をつける所は手入れです。エバニューは、バックルとテープは年月で傷むので、シーズン前にひびを確かめるよう書いています。プレートとバックルの作りを重く見る人に向きます。

エバニュー 6本爪アイゼン EBY014 の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

12本爪アイゼンの本命|ブラックダイヤモンド セラック クリップ 905g

決め手は素材と留め方です。錆びにくいステンレス製で、23〜29cmをワンサイズでカバーします。クリップの型は、前コバの無い靴にも装着できると書かれています。

ブラックダイヤモンド セラック クリップ の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

ブラックダイヤモンド セラック クリップ

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爪1本あたりの重さは、6本爪が約43g(520 ÷ 12)、12本爪が約38g(905 ÷ 24)。爪が倍になっても、1本あたりは軽い。ここは微妙です。31,900円は、この記事の道具でいちばん高い値段です。

気をつけるのは靴の側です。靴の重さと硬さは登山靴ランキングで見ましたが、あの記事の靴は雪の無い時期の軽い靴です。

ピッケルの本命と長さの目安|ブラックダイヤモンド レイブン

長さが55〜90cmの7つあり、4つの道具の中でいちばん体に合わせやすい。ヘッドはステンレス製で、CEN-B認証と表示されています。65cmで462g・17,600円です。

長さの目安はモンベル公式にあり、ヘッドを手で持ったときにスピッツェ(先端)がくるぶしに届く長さ、と書かれています。杖として使うことが少ないなら短めを選ぶ傾向がある、店頭で確かめる、とも案内しています。

ブラックダイヤモンド レイブン の商品画像(楽天市場)画像:楽天市場

番外:モンベルとカジタックス(公式オンラインショップで買う物)

数字だけなら、番外のほうが上の所があります。モンベルのチェーンスパイクは263g・5,800円で、本命より23g重く、3,000円低い。スノースパイク6は517g・6,400円で、6本爪の本命より3g軽く、3,280円低い。

カジタックスの LXT-12 は825g・17,490円で、セラック クリップより80g軽く、14,410円低い。モンベルのピッケル、スノートレック ストレートシャフトは65cmで395g・12,100円。レイブンより67g軽く、5,500円低い数字です。

アイゼンの取り付け方式は、靴のコバで決まる

コバは、靴のつま先とかかとに出ている段のことです。カジタックスは、同じ12本爪を留め方ちがいで3つ用意しています。レバーで留める方式は、コバがしっかり出た靴にしか付きません。

方式モデル重さと値段合う靴(公式の説明)
テープLXT-12825g・17,490円コバのない靴にも取り付け可能
セミワンタッチLXB-12865g・18,590円かかとにしっかりしたコバがある靴だけ
ワンタッチLXF-12870g・19,690円前後にしっかりしたコバがある靴だけ
2026年10月14日のモンベル公式オンラインストアの表示で、値段は税込み、重さはペアの本体平均です。

留め方が変わっても、重さの差は45gまで。だから私は、重さではなく手持ちの靴のコバで決めます。カジタックスは、ソールが柔らかすぎる靴での使用は控えるよう注意しています。

どの道具が要るかは、山と時期と雪の状態で変わる

警察庁の冬山情報は、対象とする山の難易度と登山方法で、必要な装備は変わると書いています。道具の種類だけで行き先は決まりません。

長野県警察の山岳遭難救助隊は、冬の八ヶ岳の主稜線には前爪のある10本爪以上のアイゼンと、確実な歩行技術が求められると説明しています。アイゼンとピッケルは専門店で買い、使い方は講習会などで身につけることが大切だ、とも案内しています。

買わなくていい人

  • 雪や凍った道のある時期に山へ入らない人。
  • 講習や経験者との山行がまだ決まっていない人。12本爪とピッケルは、習う場が決まってから靴と合わせて選ぶ物です。
  • 今の靴にコバが無いのに、ワンタッチのアイゼンを先に買おうとしている人。

よくある質問

チェーンスパイクと軽アイゼンの違いは何ですか

作りと重さです。チェーンスパイクは伸びるバンドで靴にかぶせる作りで、Q.E.L. Cleat は240g。6本爪の軽アイゼンは鋼の板をバックルで留める520gです。
モンベルの公式がチェーンスパイクに書く範囲は冬の低山と夏の雪渓で、6本爪とほぼ重なります。

10本爪や12本爪のアイゼンは、どんなときに要りますか

長野県警察は冬の八ヶ岳の主稜線を例に、前爪のある10本爪以上が必要だと説明しています。

ピッケルの長さはどう決めますか

モンベル公式の目安は、ヘッドを手で持ってスピッツェがくるぶしに届く長さです。

この記事に出てきた道具

広告・画像:楽天市場

出典

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