登山のサングラスは、レンズの色の濃さではなく、可視光線透過率と紫外線透過率の2つの数字で選びます。本命はスワンズの Df.Pathway 偏光レンズモデルで、可視光線透過率27%・20g。帽子と予備のライトも1つずつ決め、3つ合わせて131gでした。
ギアオタクの本命
まぶしさを減らす数字と、紫外線を通さない数字は、別々に測って別々に表示されます。濃いレンズは樹林帯で足もとが暗くなるだけで、紫外線の数字は良くならない。
だから私は、紫外線透過率の表示を先に確かめ、濃さはメーカーが夏山の目安にしている20〜40%の中から選びます。
この記事の要点
- スワンズは夏山の目安を可視光線透過率20〜40%程度と説明している。Df.Pathway の偏光スモークは27%、モンベル PLトレッキンググラスの在庫のある2色は15%と18%
- 1gあたりの値段は、モンベル 478円、スワンズ Df.Pathway 770円、調光のスワンズ LUNA 917円。重さの差は3本で3gしかない
- サングラス・帽子・予備のライトの本命3つで合計131g、公式の値段の合計は27,060円
登山のサングラスは、レンズの色の濃さでは選べない
真っ黒なレンズなら紫外線に強い、とは限りません。スワンズは公式の解説で、レンズの色が濃くても紫外線を防げるとは限らず、紫外線カットの機能は別に要ると書いています。
見る数字は2つです。まぶしさは可視光線透過率、紫外線は紫外線透過率(またはUVカット率)。この記事はサングラスを主役に、帽子と予備のライトまで、本命を1つずつ決めます。
私はこう選びました
私が最初に見たのは紫外線透過率の表示です。3本とも99%以上をカットする表示だったので、ここでは差がつきませんでした。次に可視光線透過率を、スワンズが夏山の目安にしている20〜40%と照らしています。
最後に重さと値段を重ね、1gあたりの値段を計算しました。この本命は、楽天で買える物の中で付けています。公式ショップだけで買えるモンベルは、本命の外に番外として数字を載せました。
- 紫外線透過率の表示を先に確かめる(色の濃さとは別の数字)
- 可視光線透過率は20〜40%を目安にする(樹林帯でも掛けたままにしやすい)
- 偏光か調光かは、歩く場所と気温で決める
登山サングラス3本を可視光線透過率と重さで比べる
| モデル | 重さ | 可視光線透過率 | 公式の値段(1gあたり) |
|---|---|---|---|
| 本命 スワンズ Df.Pathway 偏光(PW-0051 BK) | 20g | 27% | 15,400円(770円) |
| スワンズ LUNA 調光(LN-0066Z BRBK) | 21g | 84〜10% | 19,250円(917円) |
| 番外 モンベル PLトレッキンググラス(偏光) | 23g | 15%・18%・28% | 11,000円(478円) |
紫外線の表示は、スワンズの2本が紫外線透過率0.1%以下(UVカット99.9%以上)、モンベルがUVカット率99%以上です。重さは3本で3gしか違いません。差がつくのは、可視光線透過率と1gあたりの値段です。
サングラスの本命:スワンズ Df.Pathway 偏光|可視光線透過率27%で20g
これは熱く言います。27%は、スワンズ自身が夏山の目安にしている20〜40%のほぼ真ん中で、3本でいちばん軽い20g。偏光度は97%以上の表示で、雪渓や水面の照り返しを抑える作りです。
ここは微妙です。偏光レンズは、スマホやカメラの画面が角度によって見えにくくなることがあるとスワンズが書いています。地図アプリを見ながら歩く人は、店で自分のスマホを見て確かめてから買う1本です。
調光レンズで選ぶなら:スワンズ LUNA|84〜10%で変わる
紫外線の量でレンズの濃さが変わり、可視光線透過率は84%から10%まで動きます。夜明け前の暗い樹林帯から稜線まで、掛けたままでいられる幅です。
気をつけるのは気温です。公式の注意書きに、気温が高い夏場はレンズが薄くなりやすいとあります。値段は本命より3,850円高く、1gあたり917円。朝の暗いうちから歩き出す人に向きます。
帽子の本命:ノースフェイス ホライズンハット|約85gであご紐つき
サングラスと同時に掛ける物なので、帽子は軽さと風への備えで選びました。Lサイズで約85g、取り外せるあご紐とサイズ調整が付き、頭の周りはメッシュです。
ここは微妙です。UVケアの表示は UPF15-30(紫外線カット率85%以上)で、UPF50+ の表示ではありません。数字を優先する人は、表示を見比べて別の帽子を選んでください。
スワンズは、サングラスは帽子と合わせて試着するよう勧めています。
予備のライトの本命:ペツル イーライト|26gで電池を入れたまま10年
予備は、使わない日のほうが多い道具です。だから明るさより、軽さと置いておける年数で決めました。26gで、電池を入れてすぐ使える状態のまま10年保存できると公式に書かれています。
ここは微妙です。明るさは最大40ルーメンで、その照射時間は3.5時間(20ルーメンなら9.5時間)。夜道を歩きとおす主役にはなりません。主役は、重さと点灯時間で順位をつけたヘッドランプのランキングで選んでください。
番外:モンベルのサングラスと手袋(公式オンラインショップで買う物)
PLトレッキンググラスは23g・11,000円。本命より3g重く、4,400円低い数字で、1gあたり478円は3本でいちばん低い。在庫のある2色は15%と18%で、スワンズの目安より暗い側にあります。
薄手の手袋は、WIC.UVテクト トレッキング グローブが両手で平均24g・3,300円。UPF50+ の表示があり、公式の説明は春・夏のトレッキングやハイキング向けです。
可視光線透過率と紫外線透過率は、別々に測る数字
消費者庁の家庭用品品質表示法の説明では、サングラスは可視光線透過率と紫外線透過率を、それぞれ別の試験(JIS T 8141 の可視部の試験と紫外部の試験)で測って表示する決まりです。2つは連動しません。
もう1つ、調光レンズの可視光線透過率は「最も濃くなったときの値」を表示する決まりです。偏光サングラスと名乗れるのは、偏光度90%以上の物だけです。
サングラス・帽子・ライトの合計は131g
| 小物 | 本命 | 重さ | 公式の値段 |
|---|---|---|---|
| サングラス | スワンズ Df.Pathway 偏光 | 20g | 15,400円 |
| 帽子 | ノースフェイス ホライズンハット | 約85g | 6,600円 |
| 予備のライト | ペツル イーライト | 26g | 5,060円 |
| 合計 | 131g | 27,060円 |
3つ合わせて131g。半分以上は帽子の重さです。軽くしたいなら、削る相手はサングラスの3gではなく帽子です。
買わなくていい人
- 紫外線透過率(またはUVカット率)の表示があり、可視光線透過率が20〜40%のサングラスをもう持っている人。
- 眼鏡を掛けて歩く人。スワンズは眼鏡の上から掛ける型とクリップ式を別に案内しています。
- 雪のある時期の山に行く人。ここで選んだ3つは、雪の無い時期の日帰りと小屋泊まりのための物です。
よくある質問
登山のサングラスは、可視光線透過率が何%の物がいいですか
スワンズは夏山の目安を20〜40%程度と説明しています。この範囲なら、薄暗い谷筋や樹林帯でも掛けたまま視界の明るさを確保しやすい、という理由です。
偏光レンズは登山に必要ですか
晴れた高山や雪渓歩きで、照り返しを抑えたいときに効くレンズです。スワンズは、照り返しを抑える一方で、レンズが暗めになり、スマホの画面が見えにくい場合があると説明しています。
色の濃いレンズほど、紫外線を通しにくいですか
通しにくいとは限りません。濃さは可視光線透過率、紫外線は紫外線透過率という別の数字で、スワンズは色や明るさに関係なく全部のレンズで99.9%以上をカットすると書いています。