登山ザック30L前後の1位は、マムートのリチウム30です。930gで容量1Lあたり31.0g。6モデルでいちばん軽く、値段も23,100円でいちばん低い数字でした。
ギアオタクの本命
30Lのザックの重さは、背中側の作りでほぼ決まる。公式が「背面を風が抜ける」「張ったメッシュ」と書く2つは1,350gと1,520gで、フォームに溝を切って背中に当てるリチウム30は930g。
日帰りと小屋1泊の荷物なら、私はこの420〜590gを水や防寒着に回すほうを取る。
この記事の要点
- 6モデルの重さは930g〜1,520g。容量で割ると1Lあたり31.0〜50.0gで、いちばん重い物はいちばん軽い物の約1.6倍
- 背面長の合わせ方は3通り。サイズを選ぶ型(カリマー3サイズ・ミレー2サイズ)、1つのザックで動かす型(オスプレー43〜56cm・モンベル49〜57cm)、公式ページに数字が無い型
- レインカバーは、6モデルのうち5つの公式ページに付属と書いてある。グレゴリー ズール30のページだけ、カバーの記載が無い
登山ザック30Lは、同じ容量で930gから1,520gまである
マムートのリチウム30は930g。オスプレーのストラトス34は1.52kg。どちらも日帰りから小屋1泊に使う大きさで、差は590g。500mLの水1本ぶんより大きい差です。
ただし容量が違うので、6モデルの公式の数字を容量で割ってから並べます。
私はこう選びました
最初に見たのは、重さを容量で割った「1Lあたりの重さ」です。離れているのは31.0gのリチウム30だけ。残りの5つは42〜50gに固まっていました。
2位から下は、この数字と、背面長の数字が公式ページにあるかで分けています。
このランキングは、楽天で買える物の中で付けています。公式ショップだけで買えるモンベルは、順位の外に番外として数字を載せました。
30Lの登山ザック6モデルの早見表
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ | 容量 | 公式の値段 | 1Lあたりの重さ |
|---|---|---|---|---|
| マムート リチウム 30 | 930g | 30L | 23,100円 | 31.0g |
| ドイター フューチュラ 32 | 1,350g | 32L | 29,700円 | 42.2g |
| オスプレー ストラトス34 | 1.52kg | 34L | 34,100円 | 44.7g |
| ミレー サースフェー NX 30+5 | 1,500g | 30+5L | 28,050円 | 50.0g |
| カリマー ridge 30+(M) | 1,420g | 30L+ | 31,900円 | 47.3g |
| グレゴリー ズール30 MD/LG | 1.42kg | 30L | 29,700円 | 47.3g |
| 番外 モンベル チャチャパック 30 | 1.4kg | 30L | 23,800円 | 46.7g |
1位はリチウム30、2位はフューチュラ32、3位はストラトス34です。
30Lの登山ザックは背面長で選ぶ:首の骨から腰骨まで
ザックのサイズは、身長ではなく背面長で決めます。ドイターの説明では、首を前に倒すと出っ張る骨から、腰骨の上のふちまでの長さです。
| モデル | 背面長(公式) | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 番外 チャチャパック 30 | 49〜57cm | 1つのザックで調節 |
| ストラトス34 | 43〜56cm | 1つのザックで調節 |
| サースフェー NX 30+5 | M 48cm・L 51cm | 2サイズから選ぶ |
| ridge 30+ | S 42・M 47・L 52cm | 3サイズから選ぶ |
背面長45cm未満に合うのは2つだけ。ridge 30+ の S と、ストラトス34です。
なぜこの順位なのか
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 1 | マムート リチウム 30 | 1Lあたり31.0g・770円で、重さも値段も6モデルの中でいちばん低い。 |
| 2 | ドイター フューチュラ 32 | 風を通す作りの中でいちばん軽い1Lあたり42.2gだが、1位より420g重く、6,600円高い。 |
| 3 | オスプレー ストラトス34 | 背面長を調節できる幅が13cmといちばん広いが、重さも値段も6モデルでいちばん上。 |
| 4 | ミレー サースフェー NX 30+5 | 35Lまで広げると1Lあたり42.9gだが、30Lのままだと50.0gでいちばん重い。 |
| 5 | カリマー ridge 30+ | 背面長を3サイズから選べるが、1Lあたり1,063円は6モデルでいちばん高い。 |
| 6 | グレゴリー ズール30 | 1Lあたり47.3g・990円と真ん中だが、背中に合うかとレインカバーの有無は店で確かめるしかない。 |
1位:マムート リチウム 30
930gで23,100円。軽いザックは高い、というふつうの並びが逆です。ここは熱く推します。
微妙なのは、背面長とサイズ展開が公式に無い所。背中が短い人・長い人は店で背負って確かめる前提で、日帰りと小屋1泊を軽くしたい人に向きます。
2位:ドイター フューチュラ 32
張ったメッシュで背中に風を通す作りを、1,350gで出しています。同じく風が抜けると書くストラトス34より170g軽く、4,400円安い。背面長の数字が商品ページに無く、背中に合うかは背負って確かめます。
背中の汗が気になる人には、私はこれを選びます。
3位:オスプレー ストラトス34
調節できる背面長は43〜56cm。推奨の荷物の重さ(5〜14kg)が示され、詰めすぎの目安になるのはこれだけ。そのかわり重い。1.52kg・34,100円は、重さも値段も6モデルでいちばん上です。
背面長がサイズの間に来る人と、小屋1泊で荷物が増える人には、34Lの大きさごと効きます。
4位:ミレー サースフェー NX 30+5
雨蓋の高さを変えて、30Lから35Lまで広げられます。35Lで割ると1Lあたり42.9gで、フューチュラ32とほぼ並びます。30Lのままだと50.0gでいちばん重く、背面長も2サイズだけ。ここは微妙です。
2気室に対応したレインカバーまで、最初から付けておきたい人に向きます。
兄弟モデルとの差は別の記事で見ています。ミレー サースフェー NX 30+5 のレビューを読む
5位:カリマー ridge 30+
背面長は S 42cm・M 47cm・L 52cm の3サイズ。小柄な人に合う S があるのが強みです。31,900円は1Lあたりに直すと6モデルでいちばん高く、ここは微妙です。
小柄で、背中の長さにきちんと合わせたい人の1本です。
6位:グレゴリー ズール30
数字は真ん中。MD/LG は1.42kg・29,700円です。順位を下げたのは、背中に合うかとレインカバーの有無を、買う前に決めにくいから。SM/MD を選ぶと容量が28Lに減る点にも気をつけます。
店で実物の札を見てから決められる人に向きます。
番外:モンベル チャチャパック 30(公式オンラインショップで買う物)
チャチャパック 30 は1.4kg・23,800円。1位より470g重く、700円高い数字です。背面長は49〜57cmの間で動かせます。パックカバーは底に内蔵。背面長の数字が公式にあり、1Lあたりの値段は793円でした。
登山ザックにレインカバーが付いていても、中身は袋に入れる
カバーが覆うのはザックの外側だけで、背中と肩ベルトの側は開いたままです。ミレーも、生地の耐水圧は1,500mm以上。ただしザック全体が防水とは書いていません。着替えと寝るときの服は、防水の袋に入れてから詰めます。
買わなくていい人
- 20L台のザックを持っていて、行くのは半日の低い山だけの人。
- テントと寝袋を背負う人。30L前後では足りないので、40L以上を見ます。
- 背面長が42cmより短い人。この記事のザックに、数字で合う物はありません。
よくある質問
登山ザックは30Lで小屋泊できますか
足ります。ミレーはサースフェー NX 30+5 を「日帰りから小屋泊まりの登山」向けと書いていて、この大きさで足ります。荷物が増える時期は、35Lまで広がるサースフェーか、34Lのストラトス34が候補です。用途ごとの容量は登山ザックの容量の選び方で決めています。
登山ザックの背面長は自分で測れますか
測れます。ドイターの公式の手順は、腰骨の上にベルトを水平に巻き、首の骨からメジャーを垂らして、ベルトの上のふちと交わる所を読むものです。
背中がメッシュの登山ザックは何が違いますか
重さが違います。張ったメッシュのフューチュラ32は1,350g、フォームに溝を切ったリチウム30は930g。夏の低い山を長く歩く人は通気、荷物を軽くまとめたい人は軽さ、と私は分けます。
この記事に出てきた道具
広告・画像:楽天市場出典
- マムート 公式オンラインストア リチウム 30(2530-03152)
- モンベル 公式オンラインストア チャチャパック 30
- イワタニ・プリムス(ドイター 日本の正規代理店)公式 フューチュラ 32
- ブルーシープ(オスプレー 日本の正規代理店)公式ストア ストラトス34
- ミレー 公式オンラインストア サースフェー NX 30+5
- カリマー 公式オンラインストア ridge 30+
- グレゴリー 公式オンラインストア フリーフロート ズール30 MD/LG
- グレゴリー 公式オンラインストア フリーフロート ズール30 SM/MD
- deuter 公式 How to measure your back length(背面長の測り方)