登山用ヘッドランプの1位は、625ルーメンで2時間のペツル アクティック コア。楽天で買える4つの中で「明るさ×時間」がいちばん大きく、充電池と単4の両方で動きます。2位は IP67 で7,480円のレッドレンザー HF4R です。
ギアオタクの本命
点灯時間は、明るさと掛けてから比べる。公式の点灯時間は「その明るさが続く時間」ではなく、明るさが最初の10%に落ちるまでの時間で、最大ルーメンが高いモデルほど同じ電池を早く使い切る。
だから私は最大ルーメンだけでは並べず、掛けた数字で比べる。楽天で買える4つなら、1,250のアクティック コアを取る。
この記事の要点
- 同じ「最大の明るさ」でも、点灯時間は2時間から4時間まで開く。ペツルのアクティック コアは625ルーメンで2時間、番外のストームは550ルーメンで4時間
- 防水の表記は、順位の4つのうち IPX4 が3つ。数字の頭に6が付く IP67 は、HF4R と番外のストームの2つだけ
- 充電池と単4の両方で動くのは、順位の4つのうちアクティック コア・HF4R・ティカの3つ。ティカは充電池コアが別売りで、足すと差は4,290円
「625ルーメンで2時間」は、625ルーメンが2時間続く意味ではない
ペツルのアクティック コアは、公式の表で「強 625ルーメン・2時間」。ブラックダイヤモンドのストームは「高照度 550ルーメン・4時間」です。
明るさの差は75ルーメンで、時間は2倍。最大ルーメンだけで決めると、この差を見落とします。
私はこう選びました
最初に見たのは最大ルーメンではなく、最大の明るさと点灯時間を掛けた数字です。楽天で買える4つでは、アクティック コアの1,250がいちばん大きく、HF4R の1,200が続きます。
いちばん大きいストームの2,200は、新しい型が楽天にまだ無く番外です。
2位から下は、防水の等級、充電池と単4の両方で動くか、1ルーメンあたりの値段で分けました。このランキングは、楽天で買える物の中で付けています。
登山用ヘッドランプ4モデルと番外の早見表
表は横に動かせます →
| 順位・モデル | 最大の明るさ | 重さ | 防水 | 公式の値段 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 ペツル アクティック コア | 625lm | 88g | IPX4 | 13,530円 |
| 2位 レッドレンザー HF4R | 650lm | 約92g | IP67 | 7,480円 |
| 3位 マイルストーン MS-G3 | 420lm | 48g | IPX4 | 7,480円 |
| 4位 ペツル ティカ | 350lm | 94g | IPX4 | 5,830円 |
| 番外 ブラックダイヤモンド ストーム | 550lm | 102g | IP67 | 10,450円 |
| 番外 ブラックダイヤモンド スポット | 450lm | 53g | IPX7 | 8,800円 |
| 番外 モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ | 300lm | 86g | IPX6 | 4,290円 |
ヘッドランプの点灯時間は「明るさが最初の10%に落ちるまで」
公式の点灯時間は ANSI/PLATO FL 1 という測り方で、点けて30秒後の明るさが10%に落ちるまでの時間です。625ルーメンなら、62.5ルーメンに落ちるまでが「2時間」です。
だから物差しをそろえます。モンベルの「15時間(3 + 12)」は、そろえると3時間。HF4R の650ルーメンは短いブーストで、長く照らすなら400ルーメンで約3時間です。
ルーメンを時間・重さ・値段に直して計算する
表は横に動かせます →
| モデル | 最大の明るさでの時間 | 明るさ × 時間 | 1gあたりの明るさ | 1ルーメンあたりの値段 |
|---|---|---|---|---|
| アクティック コア | 2時間 | 1,250 | 7.1lm | 21.6円 |
| HF4R | 400lmで約3時間 | 1,200 | 7.1lm | 11.5円 |
| MS-G3 | 約2時間 | 840 | 8.8lm | 17.8円 |
| ティカ | 2時間 | 700 | 3.7lm | 16.7円 |
| 番外 ストーム | 4時間 | 2,200 | 5.4lm | 19.0円 |
| 番外 スポット | 2.6時間 | 1,170 | 8.5lm | 19.6円 |
| 番外 リチャージャブル パワーヘッドランプ | 3時間 | 900 | 3.5lm | 14.3円 |
なぜこの順位なのか
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 1位 | アクティック コア | 明るさ × 時間が1,250で4つの中の1番。充電池と単4の両方で動きます。 |
| 2位 | HF4R | IP67 で1ルーメンあたり11.5円は4つの中の1番ですが、650lmは短いブーストで、長い夜道は400lmで約3時間。 |
| 3位 | MS-G3 | 1gあたりの明るさは4つの中の1番ですが、明るさ × 時間は840で、単4は使えません。 |
| 4位 | ティカ | 単4が3本付いてきますが、1gあたり3.7lmは MS-G3 の半分以下です。 |
1位:ペツル アクティック コア
625ルーメンを88gで出し、充電池コア(1,250mAh)が付いて、単4が3本でも動きます。ほめたいのは表の書き方です。単4だと強は450ルーメンに下がる、という不利な数字まで載っています。
値段は4つの中でいちばん高く、防水も IPX4 です。ここははっきり微妙です。数字がそろって書かれた道具を選びたい人に向きます。
2位:レッドレンザー HF4R
充電池が付いてきて、単4が3本でも動き、防水は IP67。それで1万円を切ります。1ルーメンあたりの値段も4つの中でいちばん安い。素直にすごいと思います。
微妙なのは、点灯時間に FL1 の名前がなく、単4を使ったときの明るさと時間も載っていない所です。値段を抑えて、電池の入れ替えもしたい人に向きます。
3位:マイルストーン MS-G3
電池とベルトを入れて48g。1位より40g軽く、67%の明るさが出る計算です(420 ÷ 625)。軽さについては、文句なしに抜けています。
電池の持ちは「約2時間(100%)/約18時間(5%)」という書き方で、中くらいの明るさの時間が分かりません。長い夜の1台ではなく、軽さを取る人の1台です。
4位:ペツル ティカ
単4が3本付いてきて、箱を開けたその日に使えます。別売りの充電池コアを入れると、強が450ルーメン・2.5時間に上がります。
ただし、最初から充電池が付くティカ コア(450ルーメン・84g)は10,120円で、差は4,290円。充電池を足す前提なら、HF4R を見たほうが早く、ここは微妙です。単4で始めたい人の入り口の1台です。
番外:ブラックダイヤモンド ストームとスポット、モンベル(楽天で買えない物)
ストームは550ルーメンで4時間、防水は IP67。明るさ × 時間は2,200で、1位の1.76倍です(2,200 ÷ 1,250)。新しい型は楽天にまだ無く、ブルーシープの公式ストアで買う物です。
スポットは53g・IPX7 で、単4で動きます。別売りの充電池 BD1500(3,410円)を足すと12,210円。こちらも新しい型は楽天にありません。
モンベルのリチャージャブル パワーヘッドランプは300ルーメン・86g・IPX6 で4,290円。明るさ × 時間は900で、モンベルの公式オンラインショップで買う物です。
買わなくていい人
- いま持っているヘッドランプが200ルーメン以上で、点灯時間も足りている人
- キャンプ場や車のそばでしか使わない人。防水の等級や明るさに払うお金は、活きません
- 明るさの最大値だけで選ぼうとしている人。先に今のランプの「中」の時間を読みます
日帰りの予定でも、下山が遅れれば暗い中を歩きます。替えの電池か充電の手段は、ランプとは別に決めておきます。予備の小さいライトは、登山サングラスと小物の記事で選びました。
よくある質問
登山のヘッドランプは何ルーメン必要ですか
公式の表で見るべきは、最大の数字より「中」の数字と時間です。アクティック コアは100ルーメンで7時間、番外のストームは200ルーメンで13時間で、長く点けるのはこの明るさだからです。
ヘッドランプは充電式と電池式のどちらがいいですか
充電して使うなら、充電池が付いてくるアクティック コア・HF4R・MS-G3 から選びます。単4へ替えたいなら、両方で動くアクティック コア・HF4R・ティカの3つです。
ヘッドランプの IPX4 と IPX7 の違いは何ですか
公式ページの言い方では、IPX4 は「全天候型」(ペツル)や「防沫型」(マイルストーン)、IPX7 は水に沈めても影響を受けない等級です。