ドラウトラルゴは、春夏用のドラウトクアッドでは寒く、冬用のドラウトサーモでは暑い時期の肌着を探している人には買いです。公式の8月27日のお知らせでは9月10日発売予定で、今は公式のストアに4サイズ3色が並んでいます。ロングスリーブは190g・8,250円でした。
ギアオタクの本命
肌着を暖かくする近道は起毛だが、ファイントラックは、起毛した生地は吸汗性が損なわれることもあると書き、ラルゴでは起毛に頼らない3層の生地を選んでいる。
だから私は、ラルゴを厚い肌着としてではなく、汗を吸う力を残したまま重さを65g足したクアッドとして見る。寒さが主役の季節は、サーモに任せる。
この記事の要点
- 1gあたりの値段は43.4円(8,250円÷190g)。ドラウトクアッドの55.9円、メリノスピンライトの86.4円、ドラウトサーモの49.2円より低い
- ドラウトクアッドとの差は65gと1,265円。足した1gあたりに直すと約19.5円になる
- ドラウトサーモとは同じ190g。軽さでは選べないので、公式が書く季節(ラルゴは春・秋・冬、サーモは冬期)で分ける
ドラウトラルゴは、クアッドとサーモの間に入る肌着
ドラウトサーモのロングスリーブは190g。新しいドラウトラルゴも190gです。重さが同じなのに、公式はサーモを冬期用、ラルゴを春・秋・冬用と分けています。
開発した人は公式ページで、体に沿うメリノスピンライトと、気温によっては保温力が物足りないドラウトクアッドを使い分けていた、と書いています。ラルゴはそのすき間に置かれた1着です。
私はこう判断しました
私が最初に見たのは重さで、ロングスリーブはMサイズで190gです。次にドラウトクアッド(125g)と比べ、差は65gと1,265円でした。迷ったのは、冬用のドラウトサーモと重さが同じ点です。
それでも勧めるのは、1gあたり43.4円がファイントラックの長袖4着でいちばん低く、起毛に頼らず汗を吸う側の作りを残しているからです。向くのは、クアッドを持っていて、春秋と残雪期の2枚目を探している人です。
ドラウトラルゴの重さと値段(公式の数字)
| 項目 | ロングスリーブ | ジップネック |
|---|---|---|
| 品番(メンズ) | FMM2101 | FMM2103 |
| 公式の値段 | 8,250円 | 9,900円 |
| 重さ(Mサイズ) | 190g | 200g |
| 素材 | ポリエステル100% | ポリエステル100% |
| サイズ | S・M・L・XL | S・M・L・XL |
| 季節(公式の表記) | 春/秋/冬 | 春/秋/冬 |
ジップネックは10g重く、1,650円高い。前を開けて温度を調節でき、あごにファスナーが当たりにくい作りだと公式は書いています。
ドラウトクアッド・ドラウトサーモとの違い
| モデル | 重さ | 公式の値段 | 1gあたり |
|---|---|---|---|
| ドラウトクアッド(春〜秋) | 125g | 6,985円 | 55.9円 |
| メリノスピンライト(ウール37%) | 115g | 9,933円 | 86.4円 |
| ドラウトラルゴ(春・秋・冬) | 190g | 8,250円 | 43.4円 |
| ドラウトサーモ(冬期) | 190g | 9,350円 | 49.2円 |
クアッドとの差は65gと1,265円
ここは熱く言います。差の1,265円を、足した65gで割ると、1gあたり約19.5円。クアッドの生地そのもの(1gあたり55.9円)の3分の1ほどの値段で、厚みを足せる計算です。
どちらも汗を肌側から外側へ広げる3層の生地で、公式はラルゴの生地を格子状にして、こもる熱を逃がすと説明しています。
メリノスピンライトより75g重く、1,683円低い
メリノスピンライトはウール37%で、体に沿う作りです。ラルゴは化繊100%のレギュラーフィット。公式は、ウール100%の一般的な肌着より約2倍速く乾くという自社の試験を載せています。ウールの肌ざわりが欲しい人は、こちらを選びます。
サーモとは同じ190g。1,100円の差
ここは微妙です。軽さでは選べません。サーモはポリエステル89%・キュプラ11%で、公式は、自社の冬期用の肌着の中で保温の指標がいちばん高いと書き、雪山登山を用途に挙げています。
ラルゴの用途は春秋の登山と残雪期まで。1,100円を足すかどうかは、行く季節で決まります。サーモには今季、ネイビー系の新色が加わりました。
ドラウトラルゴはドライレイヤーと重ねる前提の作り
公式は、ドライレイヤー(汗を肌から離す、撥水のメッシュの1枚)やミッドレイヤーとの重ね着を考えて、体の線を拾いにくいレギュラーフィットにしたと書いています。上着なしで着る場面も「下にドライレイヤーを着た状態」とあります。
ドライレイヤーベーシック(56g・6,127円)と重ねると、合計246g・14,377円です。ほかのブランドの肌着との順位は、ベースレイヤーのランキングに書きました。
ドラウトラルゴで気をつける所
1つ目は洗い方です。公式ストアは、洗濯で縮みやすく、タンブラー乾燥は大きな縮みの原因になるので避けるように、と書いています。引っかけや摩擦で傷みやすいニットだという注意もあります。
2つ目は日よけです。クアッドのページにあるUVカットの記載が、ラルゴのページにはありません。夏の稜線で1枚で着る肌着は、クアッドのままです。
買わなくていい人
- 夏の低山と日帰りが中心の人。125gのクアッドで足ります。
- 真冬の雪山に行く人。公式が冬期用としているのはサーモです。
- 体に沿うメリノ混の肌着が好みの人。
よくある質問
ドラウトラルゴとドラウトクアッドの違いは何ですか
重さと季節です。ラルゴは190g・8,250円で春・秋・冬、クアッドは125g・6,985円で春〜秋と公式に書かれています。
ドラウトラルゴの重さは何gですか
メンズのMサイズで、ロングスリーブが190g、ジップネックが200gです。ウィメンズは165gと175gです。
ドラウトラルゴは1枚で着られますか
公式が想定しているのは、下にドライレイヤーを着た状態です。上着なしの1枚で着る場面も、公式は下にドライレイヤーを着た状態として書いています。