登山ウィンドシェルの1位は、パタゴニアのフーディニ・ジャケットです。105gは5着で2番目に軽く、16,500円は5着でいちばん低い値段で、胸ポケットに畳めます。1gでも削りたい人には、72gのブラックダイヤモンド ディスタンスウィンドシェルを2位に置きました。
ギアオタクの本命
ウィンドシェルは、歩いている間はザックの中にいて、稜線と休憩のときだけ出てくる道具です。出番が短い物ほど、重いと家に置いていくようになる。だから私は、生地の強さや着心地より先に、重さと畳んだ大きさで並べます。
この記事の要点
- 順位を付けた5着の1gあたりの値段は127.5〜336.1円で、約2.6倍の開きがある。いちばん低いのは138gのマムート、いちばん高いのは72gのブラックダイヤモンド
- 生地の厚さ(デニール)を公式が書いているのは5着のうち3着。15・20・30デニールで、薄い順が軽い順になっている
- 5着とも撥水の加工つきだが、防水ではない。モンベルは、防水性の無い生地に撥水の処理をいくらしても雨具としては使えないと説明している
登山ウィンドシェルの軽量1位は105gのフーディニ。重さも値段も2倍違う
登山のウィンドシェルで私が1位にしたのは、パタゴニアのフーディニ・ジャケットで105g・16,500円です。5着はどれもフードの付いた風よけなのに、重さは72gから150gまで約2倍、値段は16,500円から33,000円まで2倍開きました。
順位を付けたのは、登山で肌寒いときに1枚羽織る、裏地の無いフード付きのウィンドシェル5着です。数字は、メーカーか国内の取り扱い元の公式ページの表示です。
私はこう選びました
軽量のウィンドシェルを選ぶとき、私が見た順はこうです。
- 重さ。72gから150gまで開きがあったので、まず軽い順に並べました。
- 1gあたりの値段。軽さにいくら払うのかを確かめています。
- 生地の厚さ(デニール)が公式に書いてあるかと、どこに畳めるか。近い順位はここで分けました。
このランキングは、楽天で買える物の中で付けています。公式ショップだけで買えるモンベルは、順位の外に番外として数字を載せました。
軽量ウィンドシェル5着の早見表
表は横に動かせます →
| モデル | 重さ | 生地 | 公式の値段 | 1gあたりの値段 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 パタゴニア フーディニ・ジャケット | 105g | 1.2オンスのリップストップ | 16,500円 | 157.1円 |
| 2位 ブラックダイヤモンド ディスタンスウィンドシェル | 72g(M) | 15デニール | 24,200円 | 336.1円 |
| 3位 マムート Convey WB Hooded Jacket AF | 138g | 20デニール | 17,600円 | 127.5円 |
| 4位 ノースフェイス スワローテイルフーディ | 約125g(L) | 二重織りのナイロン | 19,800円 | 158.4円 |
| 5位 アークテリクス スコーミッシュ フーディ | 150g | 30デニール | 33,000円 | 220.0円 |
| 番外 モンベル EXライト ウインド パーカ | 56g(平均) | 7デニール | 11,000円 | 196.4円 |
| 番外 モンベル ウインドブラスト パーカ | 178g(平均) | 40デニール | 8,400円 | 47.2円 |
デニールは糸の太さの単位で、数字が小さいほど生地が薄くなります。番外を入れて、書いてある5着は薄い順がほぼ軽い順でした。
なぜこの順位なのか
| 順位 | モデル | この順位にした理由 |
|---|---|---|
| 1 | パタゴニア フーディニ・ジャケット | 105gは5着で2番目に軽く、16,500円は5着でいちばん低い |
| 2 | ブラックダイヤモンド ディスタンスウィンドシェル | 72gでいちばん軽いが、1gあたり336.1円がいちばん高い |
| 3 | マムート Convey WB Hooded Jacket AF | 脇のポケットが2つあるが、1位より33g重く1,100円高い |
| 4 | ノースフェイス スワローテイルフーディ | 3位と重さは僅差で、2,200円高い |
| 5 | アークテリクス スコーミッシュ フーディ | 伸びる生地は5着でこれだけだが、値段が1位の2倍 |
1位 パタゴニア フーディニ・ジャケット|105gで胸ポケットに畳める
これは熱く言います。105gで16,500円。値段は5着でいちばん低く、重さも2番目に軽い。胸のポケットに本体を畳めて、カラビナを通すループも付いています。
生地は1.2オンスのリサイクル・ナイロンのリップストップで、撥水の加工がしてあります。
値段を抑えて、それでも100g近くに収めたい人の1枚です。
2位 ブラックダイヤモンド ディスタンスウィンドシェル|72g
Mサイズで72g、生地は15デニールで1平方mあたり30g。数字の出し方は5着の中でいちばん細かく、軽さだけなら1位より上です。ここは微妙です。
フーディニより33g軽くするのに7,700円、1gあたり約233円を払う計算になります(7,700 ÷ 33)。
フードはクライミング用のヘルメットに対応。1gでも削りたい人に向きます。
3位 マムート Convey WB Hooded Jacket AF|脇ポケット2つ
138gで17,600円、1gあたり127.5円。ジッパー付きの脇ポケットが2つあり、歩きながら手や小物を入れられます。生地は20デニールのリップストップ。
気をつけるのは畳み方で、ポケットではなくフードの中の袋にしまう形です。
軽さより、ふだん着に近い使い勝手を取りたい人に向きます。
4位 ノースフェイス スワローテイルフーディ|二重織りの生地
肌に当たる面がさらっとした二重織りの生地で、公式は肌離れがよいと説明しています。両脇のポケットは開けると風が通る作りです。ここは微妙です。重さは約125gですがLサイズの数字で、3位との13gの差は順位の決め手にしていません。
半袖の上に直接羽織ることが多い人に向きます。
5位 アークテリクス スコーミッシュ フーディ|伸びる30デニール
順位は5位ですが、作りは別格です。30デニールの伸びる生地で、胸ポケットに畳んでハーネスに下げられ、フードはヘルメットに対応します。ここは微妙です。33,000円は1位の2倍で、150gは5着でいちばん重い。
岩場で腕を大きく動かす人なら、もっと上に来る1枚です。
番外:モンベル EXライト ウインド パーカとウインドブラスト パーカ(公式オンラインショップで買う物)
EXライト ウインド パーカは56g(平均)・11,000円で、1位のフーディニより49g軽く、5,500円低い。生地は7デニールで、畳むと11.5×8×4.5cmです。
ウインドブラスト パーカは178g(平均)・8,400円で、生地は40デニール。1位より73g重く、8,100円低い数字です。
ウィンドシェルとレインウェアの違い:撥水と防水は別の物
ここに載せた物は、どれも撥水の加工がしてあります。ただ、撥水は生地の表面で水を玉にして転がす働きで、水を通さない防水とは別です。モンベルは公式の案内で、防水性を持たない生地に撥水の処理をいくら施しても雨具としては使えない、と書いています。
各社の言い方も控えめです。パタゴニアは「軽度の水分を弾く」、マムートは「小雨にも対応」まで。ウィンドシェルは風と肌寒さのための1枚で、雨にはレインウェアを別に持ちます。
雨の側の1着は、耐水圧と重さで比べたレインジャケットのランキングにまとめています。反対に、ウィンドシェルの下に着る肌着はベースレイヤーのランキングで比べました。
買わなくていい人
- 雨具の代わりを探している人。5着とも防水ではありません。
- レインジャケットを風よけにも着ていて、蒸れに困っていない人。
- 薄いソフトシェルをすでに持っていて、重さを気にしない人。
よくある質問
ウィンドシェルは何gなら軽量ですか
順位の5着は72〜150gで、真ん中は125gでした。100g前後までが軽いほう、150g前後は重いほうです。
レインウェアがあればウィンドシェルはいらないですか
レインジャケットを風よけにも着ていて、蒸れに困っていないなら足さなくていい、と私は考えます。足すなら重さと値段で選び、1位のフーディニは105gです。
小雨ならウィンドシェルだけで歩けますか
雨具の代わりにはなりません。5着とも防水ではなく、メーカーの説明も「軽度の水分」「小雨」までです。
ポケットにしまえるのはどれですか
胸ポケットに畳めるのはパタゴニア、ブラックダイヤモンド、アークテリクスです。マムートはフードの中の袋、ノースフェイスは公式の表記でフード裏に収納する形でした。
番外のモンベルは、ウインドブラストが胸ポケット、EXライトが内側のポケットです。