スポットは、軽さと防水を優先する人なら買いです。450ルーメンを53gで出し、防水はIPX7。税込8,800円で、今季の新作では赤・緑・青のライトも加わりました。強の点灯は単4で2.6時間と短く、長く強で使う人には向きません。
ギアオタクの本命
スポットは、重さと防水を取って、強の長さを手放した一台。450ルーメンで53g。同じ価格帯のペツル アクティック コア(625ルーメン・88g)より35g軽く、防水はIPX4からIPX7へ上がる。
夜に強で歩き通すのではなく、ザックの底に入れて下山が遅れた時に使う道具だと割り切って、私はこの軽さを選ぶ。
この記事の要点
- 1gあたりの明るさは8.5ルーメン(450÷53)。アクティック コアの7.1、ストームの5.4を上回る
- 防水はIPX7。1mの真水に30分入れても影響を受けない等級で、ペツルのIPX4(あらゆる方向からの水しぶき)より一段上
- 強は単4アルカリで2.6時間、中は5時間。長い行動時間を強で押すなら、別売のBD1500バッテリーで3.4時間にしても足りない。ここは微妙
ヘッドランプで荷物を軽くしたい人にとって、53gは大きい数字です。ペツル アクティック コアの88gより35g、ブラックダイヤモンド ストームの102gの約半分。
その軽さで450ルーメンが出るのが、2026年秋冬の新作スポットです。
私はこう判断しました
最初に見たのは、軽さと明るさの釣り合いです。1gあたり8.5ルーメンは、比べた3台でいちばん高い。次に防水を見ると、IPX7でした。雨の稜線でも、沢沿いの下りでも、水を気にしなくていい等級です。
迷ったのは強の長さで、単4アルカリだと2.6時間しかありません。そこで、日が暮れた時の保険として勧めます。
スポットはどんな数字?前の型や他社と何が違う?
表は横に動かせます →
| モデル | 最大の明るさ | 重さ | 防水 | 税込の値段 |
|---|---|---|---|---|
| ブラックダイヤモンド スポット | 450lm | 53g | IPX7 | 8,800円 |
| ブラックダイヤモンド ストーム | 550lm | 102g | IP67 | 10,450円 |
| ペツル アクティック コア | 625lm | 88g | IPX4 | 13,530円 |
スポットの1ルーメンあたりの値段は19.6円(8,800÷450)。アクティック コアの21.6円より少し安く、ストームの19.0円とほぼ同じです。値段より、軽さの分だけ得をする台です。
点灯時間はどれくらい?
| 電池 | 強 | 中 | 弱 |
|---|---|---|---|
| 単4アルカリ | 2.6時間 | 5時間 | 200時間 |
| BD1500バッテリー(別売) | 3.4時間 | 8時間 | 150時間 |
強の2.6時間は、日帰りの下山が1時間遅れても足ります。小屋泊まりで夜明け前から歩き出す人は、中の5時間を基準に考えるほうが安全側です。バッテリーは本体に入れたまま充電でき、強が3.4時間、中が8時間に伸びます。
前の型から何が変わった?
今季の新作では、赤・緑・青のライトが新たに加わりました。白色の450ルーメンと53gが、この記事で他の台と比べた数字です。
気をつける所
強の短さは、はっきり弱点です。夜行や長い縦走で強を多く使う人は、ストームやアクティック コアのように、強の時間が長い台のほうが合います。別売のバッテリーを足すと、値段は8,800円からさらに上がります。
どんな人に合う?
軽さを削りたい日帰り・小屋泊まりの人、雨や水しぶきの多い山に入る人に向きます。ふだんは暗くなる前に下りる人の「念のため」の一台として、この53gはちょうどいい軽さです。長く歩く夜は、別の台との組み合わせも考えてください。
ほかの台と並べた結果はヘッドランプのランキング、充電と単4の両用を取るならペツル アクティック コアのレビューにあります。
よくある質問
スポットの重さと明るさは?
最大450ルーメン、重さは53gです。1gあたりの明るさは8.5ルーメンになります。
スポットの防水はどれくらい?
IPX7です。深さ1mの真水に30分入れても影響を受けない等級で、雨の山行には十分です。
スポットとストームはどちらを買えばいい?
軽さを優先するならスポットです。強で長く歩く、明るさ550ルーメンがほしいなら、重さが約2倍になるストームを選んでください。